自由な姉妹と苦労人な俺
□標的1
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この世に遊衣と遊季が生まれて約十数年
とうとうこの日がやってきた
▼ツナの部屋にて。
「綱吉いる?」
「お兄ー。」
「狽「ででででで!!」
「ちゃおっす」
「「……」」
突然の光景に固まる二人。
それもそのはず。
目の前では二人の兄弟である綱吉が、小さい赤ん坊に羽交い締めにされているのだから。
「〜〜ッちょ、丁度良かった二人とも!こいつなんか変なんだ助けt「ツナの姉の遊衣と、妹の遊季だな」あだっ」
ツナを離し、獲物を見つけたような笑みを顔に浮かべ、こちらを向く赤ん坊。
……物凄く気味が悪い。
「喋ってる…てか誰(知ってるけど)」
「……」
「Σちょ、姉ちゃん?!無言で立ち去ろうとしないで!!」
何も見なかったようにその場から離れようとする遊衣を、必死で留めようとする綱吉。
「……今日から家庭教師になったリボーンだ。これから宜しく頼むz「私、これから用事あるから出かけなくちゃいけないの。あとは宜しくね遊季、綱吉。」
「ちょっと!!;;」
「何よ。ちゃんと言ったじゃない。」
「矧mかに無言じゃないけど!!遊季も黙ってないでとめろよ!!」
「なんで?むしろ止めない方がいいんじゃね?姉貴ガキ嫌いだし。」
「いや、まぁそうだけdズガンッ………え?」
「お前らいい加減俺の話しを聞け」
ツナは突然聞こえた音に驚き、リボーンを見る。
その手には拳銃がしっかりと握られていた。
「Σんなーー!!?拳銃?!」
「次俺の話しを遮ったらその頭を風通し良くするz「それはこっちの台詞だよ馬鹿。」チャキ
言うと同時にその小さな首もとにおかれるナイフ
「姉貴それオレのジャックナイフ。姉貴の刀こっちだよ?ちなみに銃が欲しいならこれな。
まったく間違えるなんて可愛いなー。」
「ガキだと思って大人しく聞いてりゃあ偉そうに人ん家の壁壊してんじゃねぇーよド阿呆が。テメェで直せよ?誰の力も借りず自身で直せよ??」
「…って聞いちゃいねぇ
可愛いって言ったのが気にくわかなかったのかお姉様よ」
見覚えのあるナイフに、遊季は一応と思い言ってみたが、遊衣の耳には全くもって入っていないようだ。
「えぇ!?遊季のなの!?つか2人ともどこからそんな物騒なものが!!?」
「それより姉貴チョコプリンつくってー」
「状況把握できてるっ!?」
「そうよ遊季。私用事があるって言ったでしょう?プリンはまた今度ね」
「Σなんか違う!!」
「じゃあはやくいかないとー、赤ん坊なんかに時間使ってちゃもったいないだろ?」
「そうね、ガキなんかに構ってちゃもったいないわ。じゃあね綱吉、遊季。この話は用事がすんでからよクソガキ」
思い出したかの様に立ち上がり、リボーンを一睨みする遊衣。
そして魔王はツナの部屋から去っていった。
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