自己中心的精神病多重人格少年
□第二次試験
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第二次試験は料理。ゴンは大丈夫かな。(できなそうだったら俺がやる!)
「まずはオレの指定する料理を作ってもらい」
「そこで合格した者だけがあたしの指定する料理をつくれるってわけよ。
つまりあたし達2人がおいしい≠ニ言えば晴れて二次試験合格!!試験はあたし達が満腹になった時点で終了よ」
あれ。二人とも美食ハンターですよね。その2人に「おいしい」なんて言わせられるなら、今頃一流のシェフだ。
無理難題はムリなんだい。(シャレでごまかそう)
「オレのメニューは
豚の丸焼き!!オレの大好物」
料理でも何でもねー。ただの丸焼き。
「森林公園に生息する豚なら種類は自由。
それじゃ、二次試験スタート!!」
二次試験前半。ブハラのメニュー参加人数、148人。
「正直ほっとしたぜ!!簡単な料理でよ」
「豚つかまえて焼くだけだもんね」
「しかし早くつかまえねば。あの体格とはいえ、食べる量には限界がある」
「ちゃっちゃとつかまえるか」
探してようやく見つけた豚。…だよな。
俺が知ってる豚より体や鼻がでかくて、狂暴だ。まだなにもしてねーのに攻撃してきやがった。
「うわあーーーーー!!!」
「これ、豚だよな?じゃあこいつでいっか。
豚の丸焼き♪」
バキ。
その場を動かずに突進してきた豚に蹴りをお見舞い。来てくれるから動かずにすんだ。
ゴンに続いてクラピカとレオリオも豚を確保。これで俺達はクリアだな!
「ヘイ!!お待ちィ」
誰だよ、今言ったの。俺ならぜってーいわねえ。(かっこわるいしな)
「うひゃあ〜〜〜」
「あらま、大漁だこと」
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「うんおいしい!これもうまい!うんうんイケる。これも美味。
あ〜〜〜〜食った食った。もーおなかいっぱい!」
ゴォォォン!!
「終ーーーーーー了ォーーーーーー!!」
豚の丸焼き70頭。どう考えてもあの腹には収まらないはず。
ああはなりたくねー。つかならねえ。
「あんたねー、結局食べた豚全部おいしかったって言うの?審査になんないじゃないのよ」
「まーーいいじゃん、それなりに人数はしぼれたんだし。細かい味を審査するテストじゃないしさー」
「甘いわねーアンタ。美食ハンターたる者、自分の味覚には正直に生きなきゃダメよ。
ま、しかたないわね。
豚の丸焼き料理審査!!70名が通過!!」
次はあの女の人か。あの人は厳しそーだな。なんとなくだけど。
まぁいつも母さんと一緒にいろんなもん作ったし、味は問題ねーと思う。
「二次試験後半。あたしのメニューは
スシよ!!」
あ、マジで?それなら知ってるぜ。(仕事でいろいろあったんだよ)
変な俺も食ったことがねー料理とか出されてたらヤバかったな。神に感謝!!
「スシかー。道具とかどーすんだ?」
「ヒントをあげるわ!!中を見てごらんなさーーーーい!!ここで料理を作るのよ!!
最低限必要な道具と材料はそろえてあるし、スシに不可欠なゴハンはこちらで用意してあげたわ。
そして最大のヒント!!スシはスシでもニギリズシしか認めないわよ!!」
それはプロにしかできねーだろ!しかも魚がねーー!!
「それじゃスタートよ!!
あたしが満腹になった時点で試験は終了!!その間に何コ作ってきてもいいわよ!!」
魚は自分でとりに行けと…。でも、ここ川しかねーじゃん。もしかして川の魚でやんの?
まー一回くらいは作ってみるか。
二次試験後半。メンチのメニュー参加人数、70名!!
(つまみ食いの分も作んなくちゃな)
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