BL館〜擬人化ver〜

□鉛筆くんと消しゴムくん
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間違った僕の字を君は、
消してくれる


ありがとう・・・

だけど
いつもフォローしてくれる君に僕は・・・


いつのまにか・・・








惚れていたんだ・・・




「鉛筆がでかく見えるなぁ」


ふと消しゴムくんが言った



「そ、そうかな・・・」


僕は知っていた

消しゴムくんは、
僕より先になくなってしまう・・・



やだよ・・・
やだよそんなの・・・








『とーもー、新しい消しゴム買って来たわよ』





『わぁーい!ありがとう』






あぁ・・・

もう時間が来てしまった





『消しゴムと一緒にシャーペンも買っといたわよ』




『おぉ!欲しかったんだぁ、ありがとうママ』





シャーペン・・・




僕も捨てられちゃうんだ




「消しゴムくん!僕、消しゴムくんが好きなんだ」




一瞬びっくりした顔したけど・・・

すぐに笑顔になって、





「俺も好きだ!!」


と言った







それから、二人は、

寄り添いながら
ごみ箱に





捨てられました・・・



ですが
悲しくありません



だって、
ずっと好きな人が
横に寄り添っているのですから

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