作文。
□傍観者
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意外と思うかもしれないが、オレはこう見えてなかなか面倒見がいい。
特に高校に入ってからは更に磨きがかかってきているように思う。
(なにせ同じクラスにいるのはあの田島と三橋だかんな)
それでも部活中は、花井というオレより重症な世話焼き体質のキャプテンが存在するため、その間はだいぶ楽をさせてもらっていると思う。
実際、田島に関しては部活中はほとんど花井に任せっぱなしだ。
よくまぁあんなに甲斐甲斐しく面倒みてられんなーといつも感心して見ている。
オレは注意する時は注意するけど基本その後はほっとくからな。
花井みたいなやつがチームの中に１人いてくれるとマジで助かる。というか楽だ。
まあ、花井にはちっと悪いなーとは思ってっけど。
そういう性格なんだからしょーがねーよ。
田島にはとりあえず花井。
それはオレだけじゃなく、野球部全体の暗黙のルールとして存在しているのだ。
まぁそういうことで正直田島に関しては特に心配はしていない。
問題は、三橋だ。