響先輩夢、会話のみです。
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響｢寒い｣
『……』
響｢寒い！！｣
『わかってます！！そんな大声で言わなくても！』
響｢なぜ車で帰ろうとしないんだ｣
『普通学生は歩いて帰るものです』
響｢電車やバスを使うやつもいるだろう｣
『そうですけど！家の車は使わないでしょう？』
響｢俺は使ってる｣
『……』
響｢黙るな！｣
『たまには歩いたほうがいいですよ。老後大変ですから』
響｢ふっ…。この俺が足腰を痛めるとでも？｣
『はいはいないですねー。先輩すごいですもんねー』
響｢……｣
『でも確かに、この季節歩くのは寒いですよね。』
響｢だろ！？｣
『なんですかその期待の眼差しは。乗りませんよ』
響｢そんなに歩きたいか…｣
『明日からマフラーを持ってくるのでご心配なく』
響｢…そうだ！！｣
『なんですか…』
響｢俺のマフラーを編んでくれ！｣
『…なぜ？』
響｢そうすれば少しは暖かくなるだろう｣
『いや、自分のマフラー持ってくればいいでしょう。なんでわざわざ』
響｢頼んだぞ！色は赤だ！！｣
私が編み物できるとでも？
(できるだけ長めでな！そうだ！今から毛糸を買いに行かなくてはな！)
(断りづらい…)
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