REBORNα...
□REBORNα...5
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「リノン・シルベティです」
小さなシルクハットを被り、左眼にモノクルを付けた少女がちょこんと立っていた。
「え……ええーーーーーーーっ!(尾崎君て女の子だったのーーーっ!?)」
「ワオ、マジックかい」
「ぜっ…全然分からなかった…」
ジロジロと彼女を見る綱吉に彼女はまた尾崎凛の姿へと戻り、服装を少し整える。
「……あの…何でしょうか?あまりジロジロ見られていると気分が良いとは―――」
「ごっごめんなさいっ!!」
氷のような冷たい視線を受け、綱吉は思わず腰を抜かしてしまう。
「?!…申し訳ございません、怖がらせてしまう気はなかったのですが。大丈夫ですか」
スッと手を―――差し伸べる様子もなく、無表情で声を掛ける凛に綱吉は半分涙目だった。
その時……。
「てめえ!十代目に何してやがる!」
「ツナ!大丈夫か!?」
突然ガラリとドアが開き、獄寺と山本が乱入してきた。
「獄寺君!山本!無事だったの!」
「はい!十代目の方こそご無事でなりよりです!」
「よっよかった〜(二人共無事で…)」
綱吉の安心もつかの間、獄寺の怒りの矛先は凛へと向けられる。
「それより何で尾崎がここにいんだ?」
「バカか!おめーは!こいつが俺達を眠らせて、理科室に閉じ込めたあげく、十代目を攫った犯人に決まってんだろーが!」
「いやそーなんだけどさ獄寺く―――」
「大丈夫ですよ、十代目。今俺がこいつをシメてやりますから!」
「え」
「果てろ―――!」
無数の爆弾が凛の頭上に広がる。凛はどうなる…?
〜continue〜