短編

□素直になれない
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―ダダダダッ



「なまえせんぱぁぁぁぁあぁい!!!!
逃げないでくださいよぉぉ!!!!」


「い゙ぃやぁあぁぁあぁ!!!!
来るな、よるな、近寄るなぁぁぁ!!!!」







ただいまバカ也こと赤也となまえが追いかけっこをしております





「のぅ、あれは追いかけっこじゃのうて追いかけられてるの間違いじゃろ」


「あいつらバカだろぃ…」


「そんな解説してないで助けなさいよぉぉ!!!!」







そんな光景を見ていた仁王が読者の皆様に解るように説明していると、なまえが助けろと叫ぶ






でも仁王は知らんぷりして手に持っていたシャボン玉を膨らまし遊んでいる




ブン太はガムを膨らましている始末







なんなんだよ!助けろ言ってるのにぃぃっ!!

なに、あれかっ!?
可愛い子には旅をさせよかっ!?

まぁ私は可愛いし〜、仁王たちの気持ちはわかるけどさぁ…


でも助けろよっ!!!!!







「なまえせんぱぁぁぁぁあぁい!!!!」


「ぎゃあぁあぁあぁ!!
だから来るなぁぁぁあぁ!!!!」







まだ追ってくるバカ也にひたすら逃げまくるなまえ




「もぅ!誰でもいいから助けてよぉぉぉ!!!!
ふぎゃっ!?」





叫びながら校舎の角を曲がると誰かにぶつかり思いっきり尻餅をついてしまった





「いったぁぁぁ…、ケツもろ打った
尾てい骨に響くぅ…」


「なまえじゃないか、どうかしたの?」








頭上から聞こえてきた声に伏せていた顔を勢いよくあげる……が







「あだっ!!!!」


「いだっ!!!!」






勢い余っておでことおでこがごっつんこ






「ゆっゆゆ、ゆっきぃぃ!!
ごっごめんね!?大丈夫!?」


「なまえ、俺に頭突きするなんて…いい度胸だね」


「ちちちっち、違うのゆっきぃ!!!!
私バカ也に追われててたいへ…」


「つっかまえたぁぁぁぁあぁ!!!!」


「ぎゃあぁあああぁああ!!!!」








ゆっきぃこと幸村に必死で事情を説明してたら、背後から赤也が思いっきりなまえに抱きついた








「もぅ、なまえ先輩なんで逃げたりなんてするんッスか!?
俺さみしくて死んじゃいますよ?」


「そのまま孤独死しちまえ!!!!
ってどこ触ってんのよ!?」


「どこって、なまえ先輩のお「ぎゃああぁあぁ!!」」






赤也が言おうとした言葉を叫び声でかきけす




考えてみなさいよ!!

純粋な子が見てたらあんたのイメージがた落ちだからねっ!!!!






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