短編
□勝負やっ!
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「財前光っ!
今日こそは勝ったるでぇ!!」
「なまえまた負けにきたん?
本間にものず「ちゃうわ、ボケッ!」…」
「なんやなまえ、また光に勝負申し込んどるなぁ」
「あんなやつらほっとけばええねん、なっ?小春♪」
「そう?なまえちゃん一生懸命でかわええやん♪」
「こっ、小春!?
浮気かっ、死なすど!!」
「なに?なにしとんの!?
ワイも仲間にいれてーなっ!」
ウチことなまえは四天宝寺中2年の女の子
女子テニス部に所属しとるんや!
今ウチが勝負を申し込んだんは同じクラスの財前光
いっつもウチにちょっかいだして笑うとる酷いやっちゃ!!
せやから仕返しにテニスでフルボッコにしたろ思ってんねんけど
いつもウチがフルボッコにされんねん…
キィィィィ!!
本間ムカつくやつや!
「今日こそはぜぇ〜〜〜〜ったい勝ったるさかい、さっさとコートに入れや!!!!」
「…まっ、しゃあないっすわ
ちょいこっちこいや、なまえ」
「なっなんや?」
コートに入ってラケットを光の方に振りかざし、はよぉはよぉ!と叫んどると光が手招きしてきよった
いったいなんやねん…
「なんや?光」
「あんな…(ゴニョゴニョ)」
「なっなんやてぇぇえぇ!!!!?」
「そうゆう事やから、せいぜい頑張り」
「あっ…、あかん
絶対、絶対かたな…」
ウチの耳元でゴニョゴニョとあることを呟いた光はニヤッと笑いコートに戻ってった
一方ウチはさっき光の言われたことにプルプルと震えて、今絶対涙目や!!
でもキッと光を睨み、自分に渇をいれ再びコートに入って身構える
サーブはいつもウチから、まぁ光の優しさなんかも知れんけど逆にムカつくねん
俺は余裕だぜ?みたいな感じのオーラプンプンだしおって…
「ほなら…これから財前光、お前をウチなまえがギッタギタのボッコボコにしたるさk」
「ええからさっさと打てや」
光のツッコミにわっわかっとるわっ!と逆ギレしたウチは、手に持ったボールを高くあげてラケットを思いっきり振りかざした
「おぉ…」
「これは、すっすごいわ」
「まだまだやな、光…」
「勝負はこれからっすわ…」
「ゲーム財前、3ー0」
「めっちゃ負けとるやんけ」
「ヘタレの癖にうっさいねん!!ドアホッ!!!!」
「誰がヘタレや!!!!」
なんやねん、なんやねん!!!!
なんで1ポイントも取れへんの、ウチ!!
ちゅ〜か、光ポーチ苦手なんに完璧に打ち返してきおる!?
ふっぶさけんなやぁ!!!!