短編

□ケンカ上等
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「っていつまで隠れてるわけ」











私はある一点を見つめて隠れていた人物の名前を言った













「リョーマ」


「やっぱバレてたか」


「バレバレだっつうの、てかなんでここに?」


「なまえが体育館裏に入っていくところが見えたから追っかけてきた」


「何々?心配してきてくれたの?(笑)」


「んなわけないじゃん、ただなまえが先輩たちを投げ飛ばすの見たかっただけ」


「あっそう」













私は呆れるとそのまま教室に帰ろうと足を動かすが













突然腕を引かれたと思えば暖かい物に包まれた








私は何かと思い顔をあげればリョーマのドアップ










さすがに私も顔を赤くした









「なっなななにしてんの?」


「何って…抱き締めてんの」


「だから、なんで抱き締めてんのさっ!!」


「なんとなく?」


「じゃあ離せ、リョーマ」


「ヤダ」


「なんでよ!!」











私は脳内パニックをおこしていた、だってあのリョーマがだよ?








何かの間違いだろう…









あっ!わかった!!からかってるんだ、うんきっとそうだ











なんて自分自身に言い聞かせていた私にリョーマは













「なまえの事、好きだから抱き締めてんだけど」












はい、私の思考停止







って……はい?






いま…なんて……










「リョっリョーマ?」


「なっ何//」


「うわ、顔真っ赤」


「うるさいよ、それに告白して顔を赤くしない方がおかしいでしょ」


「まぁ、そりゃそうだ」


「で、返事は?」













顔を赤くしたリョーマに私はこう言ってやった
















「OKに決まってんじゃん、バカリョーマ///」












今日、また1つ小さな恋が実った瞬間











fin
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