ながーいキス

□僕だけのウサギ
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「ぁ……チャン…ミ……様ぁっ!!」

「ユチョン…あんた、執事でしょ?
自分だけそんな声出して………」




僕だけの執事

僕だけの為に在り続けて

僕だけの為に奉仕をし、悦ばせる




ユチョンは
僕だけの執事







「ん、ぅ………チャンミンさま…ハ、ゥ………きもひいぃれすか?」


「ック!!……ハ……全く…話しにならな、ぃ……いつまで経っても……
下手くそです、ねッ……」



「ぁ…ご……ごめんなさぃ………」





僕が酷い言葉を浴びせれば
上目遣いで縋り付くように泣きついてくる

『捨てないで…』

まるで、そんな事を思っているような顔


捨てるわけが無い


あなたは僕の愛しくて可愛い生き物




絶対に離さない。











「ア、ンッ!!ィ、ァアッ!
ア、アァ、ンアァー!!!!!」


「クッ………」


「ハ!!ァ……チャミ…さまの……ン、フ………チャンミン、さまぁ……」


「ハ……ユチョン…
愛してます………」







意識を手放した後でしか伝えられない言葉


主と仕える者



その関係性を崩さない為
その為にも伝えてはいけない



ユチョン…
あなたはずっと僕だけを想って
それに身を焦がして、ひたすら僕を見ていて………
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