Yuchun B.D2012

□ユチョン先輩とチャンミン
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「ユチョン先輩………」


「あぁ、お前か」





今日も退屈な講義が終わり、やっと家に帰れる

そう思ったのに……また、めんどくさい奴につかまったな……





「ユチョン先輩……」

「なんか用だった?」


一年下のシム チャンミン

たまたま共通の友人が居て知り合ったのがキッカケ

でも、別に特別仲が良いわけじゃない
俺から喋りかけたりはしない

なんか、俺とは別次元っつーか、なんか一緒にいてもいなくても同んなじっつーか…

だからなのか、こいつも俺に近寄って来るってことは滅多にない






「ぁ、あの………」




初めからそうだった。
なんかハッキリしない物言いとか、すぐに俯く仕草とか、俺から視線を外らしたりとか…

とにかく、苦手だったりする。





「なに?用が無いんなら俺、帰るけど。」


「ぁッ!!ごめんなさぃ……」




はぁ……俺もいちいち苛々しなくったって、サラッと笑ってスルーでもすりゃぁ良いのになぁ………

シュン…と項垂れるのを見ればまた、苛々する






「ユチョン先輩…来週、誕生日ですょね……?
その日は…何か予定が、ありますか?」


「あぁ…誕生日か…
別に何にもないけど。」



「それは良かった!!!
あ、あの!!ジェジュンヒョンとユチョン先輩の誕生日をお祝いしようって話してて……」


「ジェジュンとチャンミンが祝ってくれんの?」


「ぁ、僕…邪魔だったら…ジェジュンヒョンとお2人でも………」


「別にそんなこと言ってないけど。
祝ってくれんなら誰でも嬉しいよ」



素っ気ない対話
もう少し優しくしてやっても良いんだけどなぁ
って、自分でも呆れるほど低いトーンになる




「良かったです……
それで…その、ユチョン先輩は何か欲しい物がありますか…?」


「なに?プレゼントでもくれんの?」


「はぃっ!!」


「俺のプレゼントなんて簡単だよ?」


「ぁのっ、教えてください!!」
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