スキ狂さんへ2
□何をしてでも手に入れたいモノ
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「チャミナ………ッ…チャミナァッ!!!!!!」
「…………」
目が覚めると見慣れない天井がそこにはあった
身動きを取ろうとした瞬間にあり得ないほどの痛みがかけあがる
「チャミナ……ょかった……」
「心配…かけてしまったみたいで…すいません………」
ベッドの傍で僕の手を握りしめながら泣いている貴方
たくさん心配してくれたんだろう…
「あの……貴方は……」
「チャミナ…?」
僕は一体どうして病院なんかで寝ているんだろう?
それから
「貴方は誰ですか…?」
僕を想って泣いてくれる貴方
そんな貴方を僕は知らない
僕のことを知っているのに、僕は貴方の事を何も知らない
「ユチョンだよ……俺のこと…分かんないの?」
頭の中がポッカリと空いてしまっているような感覚だった
もしかして、その中に貴方との記憶があったんじゃないか…
「恋人の俺を忘れちゃった……?」
「ンッ………フ…ッハ!!
ちょ、っと……何を……!?」
僕に記憶がないと分かれば
突然唇を重ねてきた恋人を名乗る人
そんな…
僕の恋人が………同じ男……?
「思い出した……俺のこと……?」
「すいません……でも…本当に僕と…その、ぁの…付き合ってたんですか…?」
「信じられないなら…思いださせてあげるょ」