縁〜えにし〜
□序章-Aquamarine-
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青い空、眼下に広がる広大な森。
文字だけ見ていたらなんと綺麗な景色だと思ったであろう。
「なぁ、アル」
「何、兄さん」
「これ、助かると思うか?」
「無理じゃない?ボクは大丈夫だとしても兄さんは」
スプラッタに成るであろう。確実に。
何故こうなっているのかは不明だが今現在の場所は分かる。
眩い光に包まれたかと思うと、そこは人どころか木が米粒のように見える…
地上から遥か上空でした。
「ヤバイな…」
「そうだねぇ」
「…にしても、ここどこだ?」
「少なくともアメストリス国内ではないよね、こんな所地図に載ってないし」
と、どこから取り出したのか地図を見ながら二人して考える………完全なる現実逃避だ。
「ここどこだろう?」
「…………その前に地面に激突するのを免れる方法考えないか?」
スプラッタは嫌だ、とエドワードは現実に戻ってきた(笑)
いい加減考えないとあと数十秒で魂が身体とおさらばしてしまうでだろう。いや、確実に。