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□再び猫の国へ
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カイが帰った後ハルは貰った手紙を早速読んでみた。

ハルちゃんへ

今週の土曜日に私ユキとルーン王子の結婚式を開きます。
ハルちゃんには私が幸せになった姿を見てほしいから是非猫の国に来て下さい。

追伸

ハルちゃんにもし何かあった時の護衛としてバロンさん達にお願いしといたので安心して来てね。またダンスパーティーもあるので楽しみにしててね。

朝の8時30分までに猫の事務所にいてください。
使いがハルちゃん達を猫の国に案内します。

ユキより。

以前は解読が難しかった絵で描かれた手紙だったが、猫の国にパソコンが導入されたのか活字の手紙だった。

そんなことよりハルはまたバロンに会えることで頭がいっぱいだった。
(やったー!またバロンに会える!でもどうやって猫の事務所に行けばいいんだろう…?明日十字街に行ってムタさんでも探そうかな…。)

そうしてハルは深い眠りに落ちていった。

その頃バロン達も同じように手紙を受け取っていた。

『私はもちろん猫の国へ行くが君達はどうする?

『俺はパスだぜ。俺が行ったら猫の国が混乱するだろうからよ。』

『私もパスさせてもらうよ男爵。ルーン夫妻とは面識がないからね。』

バロンとハルの事を思ってムタとトトは遠慮したのだ。

『そうか分かった。君達には留守番を頼むよ。

それとムタ。もし明日ハルが十字街に来たらここに連れて来てくれ。』

なぜかバロンの顔が赤くなっていた。

『おう。 分かったぜ。』
(とうとうバロンのやつ腹くくったか…。)

ムタはそう確信した。
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