君に堕ちる
僕、今まで只の道具だった。
でも、よーいちや阿含、くりちゃんやかず、セナやまもちゃん達に会って、
本当は偽物だけど、
本物のにんげんになれた気がするんだ。
僕とみんなの生きている世界は、似ててもおんなじじゃない。
だからきっと、
いつかはお別れがくるとおもう。
だけど、そのときが来て、
異世界という壁が
僕らを突き放してしまったとしても、
僕は忘れない。
忘れたくないよ。
絶対なんて絶対ない、だったら絶対ないなんてことも、ない。
だから、ぼくは覚えてる。
ずぅっとずぅっと、
死という終幕が、僕を迎えにくるまで。
だからそれまで、
君に堕ちていよう
――――
アイシールド21トリップ夢。ギャグテイストでお送りする予定←
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