捧物
□you&I…?
3ページ/14ページ
放課後
バイトをしていない私は数人の友達と一緒に街に出掛けて遊ぶ
特に何をするって訳じゃない
プリクラ撮ってマックでポテトを食べながら学校の話、彼氏の自慢等している
その後はカラオケへ行って大騒ぎ
何人かは煙草を吸って部屋を白く濁す
皆同じ銘柄…マールボロメンソール
何故かはわからないけど女の子達のほとんどはこの煙草を吸う
ちなみに私は吸わない
夜の八時にもなると帰宅する
家では母と父、姉が夕御飯を食べていた
母「おかえり遅かったね、ご飯食べる?」
妖「ただいま、せっかく作ってくれたんだし食べるよ」
父「友達と遊ぶのはいいがあまり遅くなるのは感心しないぞ」
好物の豚カツを食べている父が私を見ずに告げる
妖「ごめんなさい」
姉「ご馳走様、じゃあバイト行ってくるね?」
妖「いってらっしゃい」
ごくごく普通の家庭
専業主婦の母と一応常務っていう役職の父と大学生の姉
お金に困るような生活ではなくなんとなく幸せな家庭だと思う
こういうのは嫌いじゃない
私は夕御飯を食べて二階にある自分の部屋に戻った