捧物

□秋の季節
3ページ/9ページ

―13年前―


男「お〜い秋谷!ゲーセン行こうぜ♪」


秋谷「面倒だからパス」


男「はぁ…?またかよ、本当お前って付き合いわりぃな」


秋谷「どうでもいいだろ」


男「んだよ…ったく、よし皆行くぞ〜!」


秋谷「ふん…」


なにもかもがくだらなかった


馴れ合いしか出来ない馬鹿な同級生


点数の事しか興味の無い教師達


口を開けば同じ事しか言わない親


秋谷「くだらない」


誰もいない公園で煙草をふかしながら一人物思いにふける


なんも楽しくもない筈なのになぜ皆笑うのだろう


面白くもないのに…笑うな!!


女「ねぇ…君?」


街が一望出来る丘の上の公園に1つだけあるベンチに俺は座っていた


ふと背後からのっかかってきた


秋谷「…なんですか?」


こんななにもない公園に来るなんて…


とりあえず警戒する


女「煙草…くれない?」


高校生…?中学生にも見えない、けど制服着てないし…
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ