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□バカップルになってみよう
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始まりはいつも通り突然でした
「明日はクリスマスだね。」
「だな。で、いきなりなんだ？」
「ん？ネロはリア充なのかなって気になっただけだけど。」
「リア充？」
「うん、季節を限定的にして説明すると
そーだね…ロマンチックなクリスマスに二人っきりでデートするような現実が充実してる人をリア充っていうの。」
「…へー。」
「ネロはリア充？」
「それって遠まわしに彼女がいるのか？って聞いてんのと一緒だ、馬鹿。違うって分かってるくせに。」
「じゃあ、バージルとダンテは？」
「兄貴達も絶対に違う。」
「…寂しい三兄弟。」
「うるさい！そういうお前はどうなんだよ！」
「私？私はねー、そんな寂しい三人とリア充ごっこして遊ぶから平気！」
「…は？………ごっこ？」
「うん！リア充に見せつけられてばっかりで悔しいから、リア充みたいにバカップルごっこしてみたいの！
だからちゃんと予定立てておいてね！」