水月は紅の記憶に漂う
ぷかぷか浮かぶ水月が大好きでそれを優しく包んでくれる夢の手が昔から好きだった。
今もそれは大好きだけれど…その夢の真意は分からないまま。
でもきっと、私が一体何者なのか分かる事が出来たらその真意も見えてくるはず。
そして、あの碧い刃がそれを手に入れる為の唯一の道しるべ。
漂う蒼い海月色をした短剣はきっと紅いあの姿を映してくれるはず。
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