Novel
□期末テスト
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「あぁ、無理だ…うん」
広いともお世辞には言えない教室内にデイダラの声。
「あぁ?ちっとは集中しろ、デイダラ。」
仲良しサソリの旦那は右手にシャーペン、左手に数学の問題集。
「旦那はいいじゃねぇか、数学とか理科できんだから、うん。」
「ま、専門だからな。出来なきゃ傀儡なんて創れる訳ねぇだろ?」
その代わり、文系科目死んでるけどな、とサソリは付け足す。
「オイラ、もう無理。もうちょと夏休みに頑張ればよかった。」
「そいつは気が合うな、オレもだ。」
「2人で何を頭を抱えているんだ」
颯爽と現われたイタチ。
「よぉ、お前はどうせテスト勉強終わってるんだろ?」
睨み付けるサソリとデイダラ。
「オレはテスト勉強なんてしていないが。」
「マジ、うん!?」
「なら、オレ達もまだ間に合u」
「まぁ、オレは常日頃からの復習を徹底しているからな。」
「「やっぱりそういうオチなのかよ(ん)!!!!!」」
《完》