Novel
□教えて!サソリ先生!!
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>キーンコーンカーンコーン♪
誰もいない教室に、白衣を纏った赤髪の教師が入ってくる。
教卓に荷物を置き、一言。
「この企画の趣旨が分からんねぇ。」
そう言った彼の前には1台のカメラ。
これが噂の映像授業。だが、カメラマンどころかサソリ以外に誰もいない。
「このカメラ、そもそもピントとか大丈夫なのか?」
はっきり言わなくてもブレブレだ。
「まぁ、小説だから関係ねぇか。」
※先生はとても正直な方ですので、すぐに世界観をぶち壊しにします。
「えーっと。何か知らねぇが、質問が来てるらしいな。
それに答えちゃおうぜ☆って訳だ。」
ポケットから、質問の書かれた紙切れを取り出す。