Novel
□イタチさんの憂鬱
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｢イタチさん、ねぇねぇ。
イタチさんってばぁ、オレの話、聞いてますぅ？｣
｢……。｣
｢そんなんだから、サスケ君に嫌われちゃu｢殴りますよ｣｣
敬語なのに怒気を含んだ声。これを人は“殺気”と呼ぶのだろうか。
ここは、暁アジト内のリビング。トビが執拗なまでにイタチに話し掛けている。
中身はマダラなのにね。
｢リビングに誰もいないからと言って、騒ぎすぎなんじゃないですかマダラさん。｣
ふぅ、とイタチは溜息を漏らしながらソファーに座る。
｢嫌だなぁ、イタチさ〜ん。オレはトビっすよ〜！
一尾〜、二尾〜、僕はトビ〜、ッてね？
キャッ☆｣
(うぜぇぇぇえっ！！)