Novel

□宇宙創生
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「オイラが思うに、リーダーはなんかこう…過去に色々と辛いことが重なったりしたんだと思うんだ、うん。
だから、世界を征服して平和な世界を築き上げようと…」



うんうん。
一人、納得して話すデイダラ。


「…3分以内だな。」

「だが、残念なことに全くと言っていいほど面白くない。ナンセンスだ。」



「え、だって。オイラ、真面目にリーダーの気持ちを分析したんだぞ、うん!?」




慌てふためく相方に、サソリは笑顔で言う。



「真面目な話は、ギャグの小説には一切必要ねぇの、分かるか、デイダラ?」



「だ、旦那…マジで笑顔が怖いんですけど…ちょ、まじすみません、つまらないこと言ってすみません許してほんと生まれてきてごめんなさい一回宇宙創生からやり直してくるからほんとごめ−−」





「句読点なくて読みにくいんじゃボケェ!!



室内にデイダラの悲鳴が響きわたる…
サソリの「ソォラァ!」と
デイダラの「ぎゃぁぁぁ!!」
という声が重なり合う。




「ナンセンス…」



茶を呑気にすするイタチの声も重なれば、それはもう

宇宙創生、カオスな世界...


《完》


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