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□浦島こぷ太郎
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浦島パロで初民警?
もといAllキャラ?
ギャグです。原型で想像することをお進めます。
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『浦島こぷ太郎』
むかし、むかしあるところにこぷ太郎という青年が住んでおりました。
こぷ太郎はお巡りさんです。今日もこぷ太郎が浜辺を愛車でパトロールしていると、一匹の黄色い亀が殴る蹴るの暴行を受けていました。
「ちょ、まっ、お前らマジで殴ってんだろ?!」
黄色い亀。カンシュコフは小声で殴る蹴るの暴行を続ける同僚たちに怒ります。
しかし眼鏡をかけた緑色の同僚も、橙色の同僚もはたまた黒ずくめの同僚も、けして手を止めてはくれません。そればかりか暴行は酷くなるばかりです。
そこへ、こぷ太郎が現れました。
「こら、君たち!亀をイジメちゃダメじゃないか!」
こぷ太郎が子供達(?)を叱りますが、『黄色い亀なんて高値がつきますね』やら『こんなの亀じゃねえよ』やらおかしなことを言って一向に暴行をやめません。
そこでこぷ太郎は彼らに警察手帳を見せ付けます。
「お兄さんは警察なの。これ以上、弱いものイジメをするなら逮捕しちゃうよ」
手帳を見た子供達(じゃないだろう!)はしぶしぶと亀イジメを止めどこかへ立ち去っていってしまいました。
「大丈夫かい?」
そう言いながらこぷ太郎は黄色い亀(すでにボロボロ)を助け起こします。
「た、助かったー」
黄色い亀は安堵の溜め息を零し、こぷ太郎を見上げて言いました。
「あんたが助けてくれたのか?そんじゃ、礼に龍宮城につれてってやるよ」
―――――――――
こぷ太郎は助けた黄色い亀に連れられ、海の底深くにある龍宮城へときました。
けれどこの龍宮城、少し様子がおかしいようです。壁一面にはスニーカーの箱。至る所にスニーカーが並べられ、とてもじゃないですが、絵にも描けない美しさではありません。
こぷ太郎がこのスニーカーの山に圧倒されていると、奥から緑色の魚、もとい人魚が現れました。
この海の底の様に深い瑠璃色の瞳を持つ人魚は、こぷ太郎をみつけるとにっこり微笑んで話かけます。
「こぷ太郎さん、この度はカンシュコフさん…じゃなくって亀さんを助けてくれてありがとうございます。是非ともお礼を申し上げたいと乙姫様も申してますのでお会いになってください」
『さぁ、さぁ、どうぞ』と瑠璃色の人魚に半ば引きずられ、こぷ太郎奥へ進みます。
「乙姫様、こぷ太郎さんをお連れしました〜」
こぷ太郎がドキドキしながら顔を上げると……
そこにいたのは、眉間に皺を寄せこちらを睨む赤い瞳。最強にして最悪の死刑囚の姿!!
「……お邪魔しました」
こぷ太郎は、くるりと向きを変え出口へと全速力で走ります。しかし、そんなこぷ太郎の後ろを瑠璃色の人魚も追ってくるではありませんか!
「こぷ太郎さ〜ん。待ってくださ〜い!」
人魚の声が聞こえますがこぷ太郎は無視です。待てと言われて待つほどこぷ太郎はお人よしではありません。こぷ太郎は必死で逃げます。
逃げて、逃げて、逃げて漸くこぷ太郎はもとの浜辺へと戻ってきました。
その手には玉手箱。
『せめてものお礼に』とあの人魚が渡してきたのです。
こぷ太郎は早速玉手箱を開けました。すると中から煙りがもくもくと、でてきてこぷ太郎はおじいさんになってしまいましたとさ。
おしまい。
「って、ボリス!ちょ、ヒドクないこれ?!」
「ぁんだよ?こっちのが断然面白いじゃねえか。俺の自信作だぞ?」
「いや、面白い面白くないの問題じゃなくって……!!」
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日記再録。加筆修正有。
月影はこぷをどうしたいんだろ?けど、うちの運狙はこんな感じで。
2010/12/30
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