短編

□ホシアカリ
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生まれた時から自分の髪の色が違うのは知っていた。

黒でも無く、茶でも無い。鈍色の髪。

この髪のせいで後ろ指を指され、馬鹿にされて、その度に喧嘩をしていた。

だからこんな髪は嫌いだった。



あの時までは―――






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