頂き物
□華花 翼様から
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―甘味―
「これは、何というお菓子なのだ？」
俺は食べたこともなく、見たこともないお菓子
に首を傾げる。
アイスや果物やチョコレートソースなど種類
豊富なトッピングが乗せられた物だ。
「お菓子というより、デザートだよ。
パフェって言うんだよ」
「ぱふぇ・・・」
奢らなくていいと断ったのに、葵がわざわざ奢ってくれた
お菓子・・・いや、デザートだ。
きっと、相当な絶品だろう。
俺は妙に緊張してから、スプーンを持ち
パフェを口に運ぶ。
「んっ・・・美味い・・・！」
味噌汁やおひたしの塩加減にもうるさい
俺が素直に認める味だ。
「よかった・・斎藤さんが喜んでくれて・・」
嬉しそうに満面の笑みで葵が微笑む。