リアルタイム!


◆あらすじ [追記]

祭りがある。一緒に行かないか
守り神から誘われる。人間との付き合い方を少し理解した犬神はその話に乗りそこへ向かえば、人間が沢山いることに目を丸くする
だけども例の感情は暴走しない事に安堵する
奉納祭であり徹夜祭りだと言う話と共に守り神は縁日の出店から物を買い犬神へと分ける

犬神は自分以外が宴をする様を見るもの
自分がそれに入るとは思わなかった
そういえば昔、誰かに頭を撫でられた気がする

楽しみつつ進む犬神にこの祭りの存在意義を、守り神の経緯を誰かが語る

町の近くにある湖から水が溢れ町はのまれそうになるがとある人間の近くはなぜか水嵩が少なかった
湖がその人間を気に入ったのだと人々は判断する
そうしてその子を湖へ捧げる事が決定された
巫女が湖へ身をささげると今まであった腰まであった水がうその様に消え、これ以降水に困る事がなくなった
あの子が見守ってくださっている。その感謝を込め、忘れないように年に一度守り神様への祭りを行うようになった

その話を聞き犬神は人への憎悪をふくらませる
人を生贄にしたのだと自分の感情が大きくなる
だが守り神がそれをいさめる
あのときは仕方なかったが、今はとても楽しいのでこのままにして欲しいと

犬神はしぶしぶ納得する。
時間は流れ空が白みだす
犬神は消え住民もそれぞれの場所へと帰る様を、ひとはしらはただ見つめていた


再び夜になり犬神が現れる
祭りの話をひとしきり語った後守り神は問う
たいくつはながせたかな
犬神は少し笑って答えた
そんなもの、とうに失せた

守り神は納得し、犬神の今後を問う。
旅に出てみていなかったものを見たいという答えに守り神は笑顔で送り出した

それから犬神は色んな所へ旅するが、とあるお祭りの日だけは守り神のもとへと会いに行った

<簡単な話> 2023/04/15(Sat) 18:16 コメント(0)

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