茜那の本。
□腐ってもイレブンV2
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決勝進出が決定して少しした日の事。
マネージャー組達はイナズマジャパンメンバーの練習を見守っている。
"見守っている"というのは、実を言うと肩書きだけである。
「冬花さん!この間の話の続きなんだけど〜・・・。」
「はい、この間の話ですね。」
「何の話ですか〜・・・?」
『C・P☆』
「あぁあ!私も勿論参加します!勿論です!」
「音無さんも好きだものね、CP」
「勿論、私も好きですよ。」
そう、CP。CPの話をしているのだった。
マネージャー組は、実を言うと腐女子さんだ。
ひそかに、内密に、こんな話をして盛り上がっている。
「やっぱり私は風円!円堂君が受けが一番よ!」
「そんなぁ!私は今、基緑です!来てます!超来てます!」
「でも、今は緑川君いませんよね。そう考えると、私は吹豪・・・・。」
「どうしてお2人とも変化無しなんですか!?折角こんないいCPがいるのに!」
秋→風円、冬花→吹豪、春奈→基緑が好きならしい。
ちなみに、まだ日本で練習をしていた時と意見がまったく同じな秋と冬花である。
唯一変化したのは春奈のみ。
「いいえ!絶対風円よ!」
「豪吹。」
「何言ってるんですか!基緑です!基緑!あんなに発狂するCPはいないですよ!?
それに、冬花さんがいいましたけど、緑川さんがいないからいいんです!片思い的な何かが萌えるんです!萌えr・・・・。」
「おー!春奈に秋!久しぶりだな〜ッ!」
『塔子さん!・・・にリカさん!』
「なんや、ウチはついでかい!」
春奈が熱く語っている最中に塔子&浦部がやってくる。
自称"勝利の女神"、降臨。
「塔子さん!丁度いい所に!」
「何だよ、何の話?」
そんなこんなで、ご説明タイム。
実を言うと塔子も腐女子さんでした。
以前、VSエイリア時代に仲間になっていた彼女とはよくその話で盛り上がっていたらしい。
「んなの、あたしのNo.1CPは・・・・。」
「ウチとダーリンや☆」
「NLCPじゃないんだって!リカ〜・・・ちょっとどっかいっててくんない?」
「しゃーないなぁ・・・ダーリン探してくるわぁ♪」
リカはダーリンを探しに行った。
そして、白熱のCP話が幕を開ける。