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□メリークリスマス!
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今日はX'mas

もちろんこの時代にX'masなんてないけれど

私の時代の習慣を
綾姫にお話したら
すごく気に入って
そしたらその話を聞いた
謙信様が
もっと気に入って
暁月たち軒猿を集めて言いました


「皆の者、くりすますぱーてぃを開くぞ」

普段の緊張から少しだけ解き放たれて
今夜は無礼講

弾むおしゃべりと
たくさんのごちそうとお酒

楽しい時間は瞬く間にすぎて

すっかり夜も
更けてしまいました。



「綾姫、私そろそろおいとましますね」


綾姫にそっと告げる。
「まあ姫、今宵くらい此方でお休みになればよいのに。」


綾姫は残念そうな顔をしたけれど
すぐにその表情は変わって。

「でも…その方が姫のためには良いのかもしれませぬ。

姫、一緒に帰る供をお選びなさい。


今日は姫の時代では
好き合う者同士で過ごすというしきたりなのでしょう?

時代は違えどこのような日の夜くらい、好きな男性と少しくらい二人で過ごしても
誰も文句は言いませぬ。
いえ、私が文句を言わせませぬ。


さあ姫。
誰と共に過ごされますか?」


「じゃあ…暁月で」→P2



「翠炎がいい」→P3


「秋夜と一緒がいい」→P4


「じゃあ、まーく…雅刀で」→P5


「一番かわいい瑠璃丸君で」→P6


「私の会いたい人は…」→P7
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