過去拍手
□バレンタイン
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(斎藤目線)
「一君っ!十三日さ…予定ある?」
平助がそんなことを聞いてきた
『いや、特には無いが…』
「本当?!よかったー」
俺がそういうと平助は安堵の息を漏らした
『何故聞く?』
そして俺が問う
すると…
「十四日ってバレンタインでしょ?それで、オレ一人じゃ作れないからさー。一君に協力してもらおうかと思って」
『……は?』
…バレンタインなのは解った
しかし、何故平助が気にするのか
しかも作る、だと…?!
「一君、変なこと考えてないよね?」
『…ッ!』
「あのね…バレンタインって女が男にあげるとは限らないんだぜ?」
『そ、うなのか?』
「うん。みんな思い思いに好きな人にあげてるんだ」
…総司にあげたら、あいつは喜んでくれるだろうか
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