*Shiki* 2巻
□第32話
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エル「開けるぞ。」
いつ敵が出てきてもいいように銃を構えながらドアノブに手を掛けた。
辺りは緊迫感に包まれる……
ハルキはティティーに隠れるように下がった。
スザク「お前びびってんじゃねえよ。もっと前に行け。」
スザクはハルキの頭をくちばしで刺しながら言った。すごく痛い。
ハルキ「違うよ。俺はティティーを守るために下がったわけで……」
スザク「言い訳すんなよ茄子野郎。」
エルはノブをゆっくりと回し、扉を開けた。
そして、次の瞬間!
スザク「ギャーー!!」
ハルキ「うわあぁぁぁ!!」
スザクがわざと叫び声をあげて、それにびっくりしたハルキは絶叫した。ちょっと涙目だ。