*Shiki* 3巻
□第67話
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食事も終わってやることのないハルキは部屋のベッドの上でレイと一緒にボインボイン跳ねていた。
そんな暇人達をひたすら見守るトウゴ。彼もまた暇人なのだ。
トウゴ「ベッド壊れるぞ」
ハルキ「はっはっは。こんなことぐらいで壊れたらこのベッドは完全究極に雑魚野郎なのだよ!」
レイ「ハルキさん。口調が気持ち悪いよ」
トウゴ「ギシギシ鳴ってる。マジで落ち着けよ」
ハルキ「うっさい、俺は暇なんだアァァアアァァッ!」
ハルキは調子に乗りすぎてベッドから転げ落ちた。
レイ「あらら、頭から落ちちゃったよ。天誅だ天誅」
トウゴ「調子に乗るからだバカ」
ハルキ「むはぁーッ! 脳髄にビビッと電撃が走ったよ! イッテー!」
ハルキは床の上でのたうちまわった。
部屋の入り口付近まで転がった時、突然扉が開いた。
扉の角がハルキの頭部に直撃し、思わず悲鳴をあげてしまった。
ちょっとだけ血が出た。
ハルキはピクピクし始めた。