*Shiki* 3巻

□第80話
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 次の目的地はヴァーシアスの町。
 冬の宝石を手に入れるため、ヘルボスのことは一旦後回しにする。
 一行は魔法汽車に乗り、ヴァーシアスを目指した。



 魔法汽車に乗ってからおよそ2日後……。



ハルキ「到着、っと!」

 一行はヴァーシアスの駅に着いた。
 駅の周りには高層の建物がいくつも並んでおり、都市という感じがした。
 そして建物の間から見える大きな古い建物があった。それはまるで歴史の教科書で見たコロッセオのような建物だ。

ハルキ「グラディエーターの人が出てきそうな雰囲気だね」

トウゴ「確かにそうだな。あそこで戦うのか……緊張する」

リョウコ「私たちの力がどこまで通用するかわからないしね」

 八人は会場に行き、さっさと受け付けを済ませた。

受付嬢「大会開催まで一週間ほどあります。それまで己の腕を磨くなり町を観光するなり御自由にお過ごしください」

 そしてしばらく泊まる宿を取り、適当に自由行動をすることになった。
 
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