*Shiki* 3巻
□第61話
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二人が話しているとニールがやってきた。何やら嬉しそうな表情だ。
ヘルボス「どうした、そんなウキウキワックワクな顔をして。バッファローを目つぶしのみで仕留めたのか?」
ニール「私はそんな斬新な戦い方はしませんよー! 精霊の鏡について分かったことがあるんですよー」
ヘルボス「なっ、マジか! よし、丁寧に落ち着いて慎重によく理解できるように百文字以内にまとめてくれ」
できれば貴方が落ち着いてください。ハデーンは心の中で囁いた。
ニール「えーとですねぇ、『宝石が必要です』。はい、百文字以内でーす」
ヘルボス「ダメだ、理解ができない。罰としてオレンジジュースを20リットル買ってこい」
ニール「えー、嫌ですよー!」
ヘルボス「オレンジジュースパーティーをしようぜ!」
ニール「そういうことなら買ってきますよー!」
ハデーン「いや、鏡の情報は……?」