*Shiki* 3巻
□第66話
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ニール「『精霊の鏡』のことを調べてきたんですよ。鏡を起動させるには春夏秋冬それぞれの宝石を集める……って前に言いましたっけ? それで、宝石の他にも春夏秋冬それぞれの英雄も集めないといけないんですってー!」
ヘルボス「ほう……」
ニール「なんでも英雄達が何かの儀式をやらないと鏡の力が元に戻らないらしいですー」
ザン「ハルキ達英雄の子孫を消すと我らが異世界に行けなくなる、ということか?」
ニール「そだよー」
ヘルボス「じゃあ奴らは殺さないということで。シドゥマ、後で鏡と『秋の宝石』を返してやれ」
シドゥマ「い、いいんですか?」
ヘルボス「なぁに、鏡の力が戻った時にまた奪えばいいさ。それに私達が宝石を探さなくていいんだ。楽じゃないか」
シドゥマ「まあ確かに……。では後で返しておきます」
ヘルボス「さて、話すことは大体話した。他にみんなから何かあるか? ……ないなら会議は終わりだ」