*Shiki* 2巻
□第32話
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ここはティティー曰わく拷問部屋。壁にかすかな明かりが灯っているものの、部屋は薄暗くて不気味。更には白骨化した死体やアンデットなどの魔物もいたのでハルキはかなりびびっていた。
ティティーはそんなハルキを心配していた。
ティティー「怖い……ですか?」
ハルキ「スーパー怖い。はっきり言って帰りたい。」
エル「じゃあ帰れ。」
ハルキ「うわ、ひどっ!」
エルの心無い一言にちょっぴり傷ついたハルキだった。スザクはそれを聞いてピヨピヨと大爆笑をした。
部屋の突き当たりに錆びた鉄の扉があった。かなり昔の扉のようだ。
ハルキは扉を開けた途端、アンデットや霊が飛び出してくるんじゃないかと思って不安だった。