サボ長編

□ドキドキの新生活
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新しい季節、桜が綺麗に咲いていて本当に気持ちが嬉しくなっていた。



そして今、とあるお宅の玄関の前に立っていた。



「これからお世話になります。宜しくお願いします。」




「リオちゃんそんなに堅苦しくしなくていいのよ。こちらこそ、よろしくね。」



「ありがとうございます。おばさんがOKしてくれなかったら、私大変な事になるとこでしたから。あ、これお母さんからお土産です。」



「まぁ、わざわざありがとう。
さ、中に入ってね。」


そう言われて私は、リビングに案内された


リビングにはソファの上に寝転んで本を読んでいるエースとその横でお菓子を食べながらテレビを観ているルフィがいた。



「あ!リオ、久しぶりだな。これからよろしくなー!」


寝転んでいた体を起こしたエースは笑顔で話しかけてくれた。


「うん、よろしくね。」

私たちの会話を聞いて慌てるようにルフィがよろしくと言ってきた。




今日から従兄弟のエース、ルフィの家でお世話になる事になったのだ。



親が仕事の関係で海外に行くことになってしまい、私だけ残されることになってしまった。


独り暮らしはダメと言われ、学生寮に入りたくなかった私はエースのおばさんに泣きついた。


おばさんが快くいいと言ってくれたので、本当助かった。


ただ、通ってた高校がかなり遠かったのでエース達が通ってる高校に転入する事にした。


「リオ、部屋案内するな。」


エースが私の荷物を担ぎ歩き出したので、その後ろをついて行った。



エース、優しいなぁー。
同い年だけど、しっかりしてるし。
きっとモテるんだろうなぁ。


部屋に案内して貰ってから少しエースと話をしていた。



「学校慣れるかなー。」


「大丈夫だって!お前、誰とでも話せるんだし。同じクラスだといいな。」



なんてたわいもない会話をしていた私達。

「あ、俺これから友達と約束してたんだった。ちょっと出かけて来るな。」


そう言ってエースは部屋から出て行った。


私は荷物を少し片付けたり、部屋の中を使いやすいように少し模様替えをした。


一通り終え、ベッドの上に寝転んでいたらいつの間にか眠ってしまっていた。
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