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□A短編小説[二次創作]
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[KAITO(ボカロ)]
[KAITOが不憫・私の自己満]




Happy Happy Birthday





2月17日の朝。

僕が目を覚ますと、
窓からの陽射し…ではなく。


「カイト兄、誕生日おめでとーっ!」

「うわぁあっ!?」


リンちゃんとレンくんが
目の前で馬乗りになっていました。



「カイト兄さん、誕生日おめでとうございます!」

「おめでとう、カイト。」



ミクとめーちゃんが僕にお祝いの言葉をくれます。


「あ、ありがとう…」


突然のサプライズに
嬉しくはありますが、
起きたばかりの僕の思考は ちゃんと働いてくれません。



それがあだとなるとは、知らずに。





少しボーッとしていると
突如 腕に違和感を感じました。





カチャッ





…カチャッ?
不可解な音と、今更気付いた不穏な空気に 嫌な予感がして
周囲を見渡します。

その瞬間、



「…これで、終わる訳ないよね?」



リンちゃんレンくんが、薄く笑いながら
僕の腕を壁に抑えつけてきました。

慌てて手を動かそうとすると
いつの間にか手首には手錠が…
ご丁寧に、腰もベルトで固く止められています。


不安に駆られた僕は
目の前の彼女に助けを求めました。



「み、ミク…」



しかしミクは僕の声に気付かず、
後ろを向いて、何やら作業をしています。



ということは…

「め、めーちゃんは、僕を「嫌。面白そうだし。」


………。


すると
後ろを向いていたミクが、
くるっとこちらを振り向きました。
天使のような笑顔で持っているそれは


「何…?」


それは
まがまがしい
黄緑色をした円状の物体でした。




「カイト兄、見てみな!」


「リンの好きな、黄色の×××と!」

「私の好きな緑色と、ネギのエキスをたっぷり加えて」

「ついでに私の自慢のウイスキーを加えたのよー、
アルコールは40度♪」

「あとはレンが何か色々混ぜてたけど……」


その言葉の数々に
僕はただしれぬ悍ましさを感じて

最後の希望を賭け、ミクに問いかけます。



「そ、それって…」

「カイトのケーキですよ?」


あっさり打ち砕かれました。


リンちゃんとレンくんが、
嘲笑を浮かべ、動けない僕に迫ってきます。

後ろではミクとめーちゃんが、黒いオーラを出しながら僕を見てい、て…。



その時の彼らは、
まるで 人を地獄に陥れる悪魔のように見えました……。



「「さぁ、食らいなッ!!」」



「ぎゃぁぁぁあっっ」





─その日一日、
トイレから謎の呻き声が絶えなかったのは
言うまでもない。




Fin







◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




二日遅れですが
KAITO誕生日おめでとう!

…まぁ不憫な子だからいいよね(ボソッ



今回はスランプだったので
とにかくギャグに走りたかった。


その結果がこれだよ!
という訳です、
もはや小説じゃないのは 気にしないで下さいorz



P.S...


ルカ「ちょっとマスター、小説に私忘れたってどういうことよ…?
KAITO弄り損ねたじゃない」

羽琉「いや、だってルカ、あの時 ボイトレだったでしょ?あははh
ル「黙れks」

羽「サーセン」

ル「次の小説、私の出番
楽しみにしてるから。じゃ!」

羽「えっ
ちょ、ルカ待ってっ!?」




◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


11.02.19



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