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□短編小説[二次創作]
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[リン×ルカ(ボカロ)]


Meet sister



「…ふぁ〜あ……」


欠伸をしながら、彼女が階段を降りてきたのは
朝の11時だった。




彼女は巡音ルカ。

クリプトン製のボカロ全員、そして曲をくれるマスターと
共同で生活している。





「ルカちゃん、遅いよー!
もう朝ご飯 食べちゃうよっ」



呆れたように
私に呼びかける声の主は、鏡音リン。
私はリンと呼んでいる。


年齢的には 私の方が上だが、
実際は私の姉らしい……大人の事情で。




「夕べ、マスターの特訓がキツかったのよ…
せっかくの休みだし、寝かしてくれてm「えぇ〜だってせっかく二人きりなんだよ?

ミク姉とレンは、
マスターとネギとバナナ買い占めに行ってるし!」



「そうね…もう、分かったわよ。先に食べてて。」


「はーい。
じゃ、いっただきまーす!」





よほど我慢していたのか
そう言ってすぐ、食事を喉に詰まらせるリン。


苦しそうにむせるリンの背中を 私は慌てて叩く。






…彼女は本当に、私の姉なのだろうか……


思わず失笑した。







「む、ルカちゃん笑ったな?」
「ふふふ、何でもないわよ。」




リンに向かって微笑むと

一瞬 むくれた彼女の頬が
赤らんだ気がした。







洗面所で顔を洗い
食事の盛られたテーブルへと戻る。




「さ、食べて食べてーっ」


「…リン、貴女料理出来ないはずよね?」


「出来るようになったんだよ!」


「だって…これは……」




目の前には

ネギトロ丼にネギの味噌汁、
ネギの炒め物にネギの漬物と


随分
『誰かさん』に作らせたような料理が並んでいる……。






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