Livingroom

□運命
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きっと、それは生まれる前から決まってたこと。






運命








時折思う。あの時お前と会わなかったなら、俺は今どうしていただろうかと。たぶん今ほど無茶はして無いんじゃないかとか、もしかしたら19まで生きて無かったかもしれないとか。とりあえず言えることは、今こうしてお前といられて、俺は幸せだってことだ。
「…政宗様?」小十郎が俺を見つめて口を開いた。
「Ah-?何だよ小十郎。」
「手が止まっておりますぞ」
「しょうがねぇだろ、考え事してたんだからよ」そう言って目を逸らす。畜生。そんな格好良い顔で俺を見んな。
「考え事…ですか?」
「Yes」
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