Livingroom

□アイイロ
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だって、貴方があまりにも綺麗だから。






アイイロ










「まぁあさぁむぅねぇえどぅおのぉぉお!!」ガターンと盛大な音を立てて部屋の襖がぶち破られた。
「修理費はお前持ちだぞ真田」小十郎が冷静に宣言すれば、悪びれもせず
「わかり申した!」と頷く幸村。
「相変わらずごめんね〜旦那ってば俺様の言うこと全然聞いてくれなくてさ…」
「No problemだぜ、猿。俺も退屈して…」
「政務が終わっておりませぬが?」
「…後でやるって」
政宗が溜息混じりに約束すれば、小十郎はもう何も言わない。
「では!」
「おう。庭に出な」政宗と幸村は揃って外に出た。同盟を結んでからというもの、月に一度は手合わせをしている二人はもはや決着などどうでも良いらしく、非常に楽しそうだ。
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