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□筆頭お色気大作戦！
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「Ah〜？何だ、前田んとこのNEETじゃねぇか」
「…せめて風来坊って言ってくれない？」
「そんなんどっちでも同じだ」茶を啜りながらそう切り捨てれば、がっくりとうなだれる。
「…まぁね…」ちょっと凹んでいるようだ。
「で、何の用だ。俺はてめぇ程暇じゃねぇんだから、さっさと帰れ」つんけんと言ってやったが、突然、我が意を得たと言わんばかりにニヤリとした。
「そうそう、よくぞ聞いてくれました！ってね。竜の兄さん、あんた恋のことで悩んでんだろう？」
「ぶふっ」思わず茶を噴き出した。
「げほ、ごほっ…な、何をいきなり…」
「いやあ伊達軍モブの皆さんに聞いてさぁ」あいつら…よりによって何でこんな奴に…明日の稽古はがっつりやってやる。
「で？で？竜の兄さんともあろう人が、何で悩んでんのさ？あーあれ？付き合って結構経つのに手ぇ出してもらえないとか？」
「うっ」図星を指され言葉に詰まる。