ラッキーマン

□娘々物語
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「ここが呪泉卿かぁ…」


沢山の泉が広がる広大な土地。
泉からは何本か竹が延びていて、とても不思議な光景だ。

ここは中国のとある修行場。


「お客さん物好きネ。ココ昔修行場だたアルよ。しかし今では誰もココで修行しないネ。何故なら…」


ここまで案内をして来たガイドが、この呪泉卿について話し出すが、努力は聞こえていないのか荷物を下ろすと早速延びている竹に飛び乗った。
ひしっと下駄でバランスをとり、背筋を伸ばす。
そして息を一つ吐くと、修行を開始した。


「お客さん何してるネ!!ココとても危険な場所、危ないネ!!」
「大丈夫だ、私は修行しに来たのだ、危険は承知!!」
「そうじゃないネ!!話聞くヨロシ!!」


必死にガイドが止めようとするが、修行モードに入ってしまった努力には全く届かない。
竹から竹に飛び乗り、バランス感覚を鍛えていると、思わずバランスが崩れた。
真っ逆さまに落ちていく努力。
そして勢いよく泉にダイブすると、それを見たガイドは顔を青くして叫んだ。


「アイヤー!!女溺泉に落ちてしまたアルね!!」











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