混合

□ご飯にパスタは出ますか?
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「るんるんるーん、るねっさぁーんす」


陽気に歌を歌いながら自宮の玄関を掃除しているのは、蟹座のデスマスク。
自分よりも大きな箒を持ち、少しフラフラしているが一生懸命掃除をしている。


「やぁデス、掃除頑張ってるな」
「あ、サガ兄ちゃん」


現れたのは、隣の宮を守護する双子座のサガ。
いつもの法衣ではなく聖衣を身に纏っている。


「あれぇ、サガ兄ちゃん今日は聖衣なんだねぇ」
「ああ、今日は冥界から客人が来るからな」
「そうなの?僕聞いてないよ?」
「ああ…私としたことが伝達しきれなかったか…すまない」
「いいよ〜。じゃぁ僕も聖衣着た方がいいかなぁ」
「そうだな、待っててあげるから行っておいで」
「はぁい!!」


デスマスクは元気よく返事をすると、箒を持って巨蟹宮の中に入っていった。
暫くして、中から黄金の聖衣を身に纏ったデスマスクがトテトテとやってくる。
サガの足元に抱きつくと、お待たせと見上げた。
それはあまりにも愛らしく、日々ストレスで胃をこれでもかとやられているサガにとって、最高の癒しだ。
思わず車田泣きをしてしまう。


「サガ兄ちゃん!?どうしたの?痛いの?」
「いや、痛かったが癒されたところだ」
「そっかぁ、痛いのなくなってよかったね」


ニッコリ笑いながら、更に痛いの痛いの飛んでいけーとやってあげると、サガは感極まってデスマスクを抱き締めた。








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