混合
□卵の気持ち
1ページ/4ページ
「はたふってはたふってはたふってパレード〜♪」
ポカポカと気持ちがいい陽射しの中、デスマスクは聖域の近くにある森の中を散歩していた。
ご機嫌に歌まで歌いながら、どんどんと奥に進んでいく。
すると、ふと何か違和感に気が付いた。
「あれあれ?何だろう?」
デスマスクの小宇宙に直接語りかけてくるような、そんな感じ。
恐いとは思わないそれに、誘われるようにそちらに足を向けた。
暫く歩いて、大きな千年樹の梺に辿り着く。
そしてその根っこの場所に、あるものを発見した。
「わあ、何だろうこれ」
それを拾い上げてみると、少し重い。
しかしそこはデスマスク。
サイコキネシスでそれを浮かせながら両手に持つと、急いで十二宮に帰っていった。
.