Gガンダム

□クリスマスケーキは君と
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世がクリスマスを楽しむ最中、ドモンはフラリと街を歩いていた。
別に何か目的があるわけではないが、ただ単にレインに追い出されただけなのだ。
今日はクリスマスということで、レインはご馳走を作ると張り切っていたが、何かと一人で暇なドモンがつまみ食いをしたり邪魔をしたりとしてくるので、とうとう堪忍袋の緒が切れたのだ。
それはもう気持ちいいくらいバッサリと。


『夜まで散歩してきてちょうだい!!』


そう言われてほっぽりだされるも、陽はまだまだ頭の真上。
どうやって時間を潰そうかと考えながら歩いていると、知った声が自分を呼んだ。


「よう、何してんだよ」
「チボデーか」


チボデーは急ぎ足でドモンに近付くと、隣に立つ。
自分より少し高い位置にある顔を見上げれば、嬉しそうな視線にぶつかる。


「ちょっと………散歩」
「こんな日に一人でかぁ?」
「そうだ」
「どーせレインに追い出されたんだろ」
「うぐっ…う、煩いな!!」
「図星なわけね」


ドモンの反応に、チボデーはニヤリと笑う。
それに文句を言おうとするドモンを遮るように、自分も同じだと言った。
チボデーギャルズの四人も、現在料理に奮闘中である。


「出来てからのお楽しみってな、追い出されたわけ」
「ふーん…で、どこに行くところだったんだよ」
「お前んとこ、暇してると思って」
「悪かったな、暇で」


拗ねたようにそう言えば、チボデーは拗ねるなよとドモンの肩に腕を回した。
突然のことに離れようとした時、チボデーがドモンに提案を囁いた。


「いいとこ連れてってやるから、着いてこいよ」
「いいとこ?」
「そ、いいとこ」


悪戯っぽくそう言うチボデーに、暇なのは変わりないのでまぁいいかとチボデーに着いていくことにした。












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