Gガンダム

□にゃんこと一緒
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気だるような暑さが続く日々。
人間でも滅入ってしまうようだと言うのだから、獣人でまだまだ幼いドモンがへばってしまうのも無理はない。


「うにゃぁ…」


力なくペシャリと床に這いつくばっている仔猫を見て、チボデーは苦笑した。
エアコンの温度を下げてやってもいいのだが、身体に悪いし何よりエコじゃない。


「ドモン、アイス食べるか?」
「あいすっ!?」


ともあれ、このまま放っておくのも気が引けて、ドモンに声をかけると先程までの気だるさはどこにいってしまったのか。
ピンッと耳を立てると身体をおこし、チボデーをキラキラした瞳で見る。
アイスを取るためにキッチンに向かえば、とてとてと後ろをついてくる足音。
冷凍庫から市販のソフトクリームを取り出して振り返れば、早く欲しいとねだるように足に絡み付いてくるドモン。


「ちぼで、はやく、はやく!」
「分かった分かった、ちゃんとソファに座るんだ」
「あいっ!」


アイスが欲しいあまりドモンは元気よく返事をすると、チボデーの言う通りにソファに座るとわくわくとチボデーを見た。
あまりにも可愛らしい仔猫に、チボデーの頬は緩みまくりである。
チボデーは少し足早に、愛しい仔猫の元に向かうのだった。










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