ラッキーマン

□ある日の物語
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ある日の暖かな昼下がり。
ぽかぽかと暖かく昼寝をするにはもってこいなそんな日。
春眠暁を覚えずではないが、努力もまたこんな日は昼寝をしたいと思う。
先程修行も終えたばかりで、身体も休憩を要求しているように思える。
努力は公園の木陰を見つけると、その下で寝転がった。
しばらくすると、心地よさそうな寝息が聞こえてくる。

公園といってもさほど大きい場所ではなく、遊具もそんなにあるわけではない。
だけど普段は子供たちの声で賑わっているものだが、今日に限って何故か人気はなかった。

聞こえてくるのは木々のざわめきと、小鳥の囀ずり。
そして努力の寝息だけ










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