四、駄文A

□ようこそ!アリス
1ページ/6ページ

「アリス、お茶が入ったよ。」


声のする方へ目を向けると、男がおぼんに茶器を入れて持ってくるところだった。アリスと同じ様に地面に腰を下ろした。
きっと、おば様が見たら発狂物だね…
と、思いながら敷物もしないで、地面に座っていることに全然、罪悪感を覚えない。何故なら、そんな五月蝿いおば様は、此処には居ないから。
男は、温かい紅茶を淹れてくれた。アリスの好きな、甘い香りが上がるピーチだ。
男は、アリスにカップを渡して、自分も木に背を預けて香りを楽しんでいた。
アリスは、男を観察した。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ