Starry☆Sky

□デコレーション
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水瓶座編


翼くん??


▷私はたくさんの配線が巡らされた翼くんのラボに、翼くんを探しに来ていた。


▷颯斗君は手が離せないし、会長は、翼くんのラボは迷路になってるから嫌だとか言って、ついて来てくれないし…。


▷奥の方にうっすら光が見えるから…そこに行ってみよう…と、歩き出した瞬間……。


▷辺りの物を巻き込んで盛大に転んでしまう…。



▷そして気づくと…。


▷身体中が配線に絡まって…身動きが取れない。


▷蜘蛛の巣に絡まった獲物みたい…。



ぬわ?


なんだ??


▷と、奥から翼君の声が聞こえる。



ぬわわ〜。


書記が配線に絡まってる〜。



ぬーん。


どうしちゃったのだ?




ん?


俺を探しに??


ぬー。


ごめんちゃい。


作業に夢中になって気づかなかったのだ。


▷と、私が抜け出すために配線を外そうとすると…。


ぬわぁ。



外さないで〜。


配線に番号つけてないから、一度外すと、全部一からやり直さなきゃいけなくなるのだ。


ぬーん。



ちょっと待って。


解けるかやってみるから。


▷と、翼君は私に近づき、抱きしめられるような形で翼くんが私の背後にある配線を解く作業する。


▷…ち…近い……。


▷鼻が触れ合いそうな距離…。


▷私は翼くんの顔が近くてドキドキしていると、翼くんがそれに気づく。


ぬ?


書記、顔赤い?



ぬはは。


恥ずかしいの??





見ないでって…。


嫌だよ。


可愛い書記の顔、もーらい。


▷ちゅっと音を立てて口づけされる。


▷私は配線で身動きが取れず、それを黙って受け入れるしかない。


ぬはは。


書記の顔、また赤くなった。




ぬー。


早く外してって…。


なんか嫌だ。



もっと、書記が困る顔見たいのだ。



▷と…翼君の顔がどんどん近づいてくる。



▷そして、耳元に唇を寄せると…。



もっともっと…俺の言葉に…行動に…反応して?


▷と、囁かれる。



▷動けない私には…その言葉に赤くなる以外、手だてはない。


▷翼君のその言葉に思考回路が甘く痺れて、抵抗の言葉すらも出てこないから…。


▷耳元に寄せられた唇は、そのまま吸い込まれるように私の首筋を伝う。


▷そして、喉元に口付ける…



書記…体に力が入ってるね。


すっごく可愛い。



…可愛くて……甘い………。



▷するりと…むなもとのリボンが解かれる…。


▷が、私には抵抗する手段はない。


▷配線は私の全ての自由を奪っている。


▷翼君は私の意思を確かめるように、優しく口付けてきて…。


▷私がそれを受け入れると、ゆっくりと胸元のボタンを開けていく。


書記…綺麗だ……。


書記は俺の巣にかかった…蝶みたい…。


▷翼君は空いた胸元から手を差し入れる。


そうなると…俺は…獲物を食べちゃう蜘蛛だな…。


ん?

食べられるのは嫌??



ぬー。


でももう後戻りはできないよ。


巣にかかったら最後。

蝶は食べられる運命だから…。



大丈夫…。

全部…綺麗に食べてあげるよ。
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